本来の自分、真の自己

こんにちは。
今日は寒いですね。
皆様体調にお気を付けくださいね。
最近は恥という感情についていろいろと書いておりました。
恥の影に隠れないで生きて欲しい。常々そのように思います。
さて、カウンセリングが進んでくるとクライアントさんからよく聞く言葉の一つに
「私って○○な人間だと思っていたけど、△△な部分もあって、もしかしたら△△のほうが本来の私なのかもしれません」
という言葉があります。
というのも、先日続けてブログにて書いてあるような恥の影に隠れて生きていると
本来の自分を抑制するようになりますし、自己嫌悪があれば、自分を否定しながら生きることになりますよね。
その結果誰かや自分の理想を生きようとしたり、役割を演じた自分を生きるようになるでしょう。
そうやって生きることが当たり前になっていくうちに、どんどん本来の自分や真の自己の輪郭がぼやけていって、自分のアイデンティティを失ってしまう状態になるのだと思います。
恥や罪悪感、自分に価値がないと思う無価値感といった感情は、他人の目を非常に気にしてしまいますから、いつも誰かの目線が気になったり、誰かの評価に怯えたり、そういったネガティブな感情の影に本来の自分を隠してしまうのです。
と言われても、本来の自分を隠しながら生きている自分も自分自身なので、この話をしてもあまりピンとこないかもしれませんね。
カウンセリングがすすんでいくと自分でも意外な、想定外な自分自身というものに出会うことが多々あります。
私の親しい友達でこんな人がいます。
「生まれて初めてアイドルが好きになって推し活を始めた。30代になってアイドルにはまるなんて思ってもみなかったし、いわゆる沼にハマるというのも生まれて初めて。
今までずっとインドアな方だったし、友達と旅行なんて気を遣うし、行くタイプでもなかったのに、推しができて以来友達とライブで遠征したり、旅行に行ったり、フットワークが軽すぎて今までの友達や、何年か前の自分に今の私を見せたらびっくりすると思う」 と。
私は、今の彼女しか知らないので、学生時代や20代の頃に、旅行や遠征に行っていなかったことの方に驚きました。
そして、もしかしたら友達の真の自己というものは、今の方なのかな?と思ったりします。
なぜなら、私には彼女が今、とても生き生きして見えるから。
環境が変わると本来の自分、真の自己、今まで想像だにしなかった自分自身というものがあっという間にひょっこりと出てきたりします。
私の友人のように生まれて初めての推し活という環境の変化もそうですよね。
他にもよく聞くのは、長く住んだ地元を離れることで変化が加速した方。
それは親から離れることで親の目を気にしなくていいということ、と
地元の友人知人のように、過去の自分を知っている人から離れることで彼らのことを気にしなくていいという気持ちも生まれるのだと思います。
急速な変化が必要な時は環境を変えるというのはよいかもしれません。
カウンセラーはクライアントさんの真の自己の存在に気付きを与えてあげることだと思っています。
クライアントさんが自分自身で本来の自分に気づくことを目指すということですね。
あなたの本来の自分、真の自己はどんな自分なんでしょうか?
それは、心地よく、愉快で、とても気楽なものです。
カウンセリングが進んでいくと、真の自己にご自身で気付く方がほとんどですよ(^^)
是非、隠れていた自分と出会ってみてくださいね。
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