漫画のキャラに自分を投影? ココロノマルシェより
こんにちは!
今回は【ココロノマルシェ】に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。
ココロノマルシェとは
↓↓↓↓↓
心理カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーが無料で回答する掲示板です。
どなたでも自由に相談できます。お気軽にご相談くださいね!
オンラインカウンセリング無料相談 – ココロノマルシェ (cocoro-marche.com
今回のご相談はこちら。
漫画のキャラに自分を投影?
CREAMさん
こんにちは。他人からするとなんとのんきな悩みなんだ、と思われるかもしれませんが、当人は結構キツイし、自分に問題があるんじゃないかと思い、相談させてもらいました。
昔から漫画やアニメは割りと好きな方でして、今は何年ぶりかにある作品にはまり、楽しんでいました。推しのカップルキャラがいまして、少年漫画なので恋愛描写があまりないため、元の作品だけではなく二次創作も閲覧して楽しんでおり、毎日のハリになっていました。ですが、そのカップルの男性に言い寄る巨乳・お色気プンプンキャラが出てきて、苦々しく思っていました。最近、その漫画の連載で、そのお色気キャラの色仕掛けにカップルの男性キャラが嵌ってしまった・・・という展開にものすごくショックを受けました。一晩眠れず、食事もとることができませんでした。たかが、架空の人物に・・・なんですが、自分でもびっくりするぐらいの憔悴ぶりです。胃薬もたくさん飲みました。
今回に限らず、以前大好きだった漫画でも、推しの女性キャラとカップルの男性に、お色気キャラの女性がついています。少年漫画だから仕方ないとはいえ、私の推しのカップルだけがそういうライバルキャラがつくのです。二次創作で、その男性とライバルの女性をカップリングしたものもありますが、怖くて読めません。
なぜこんなに漫画のキャラ(どちらかというと女性)に入れ込み、漫画の展開に一喜一憂したりしてしまうのでしょうか。フィクションだから楽しめばいいのに、感情移入しすぎてそれができません。ほかのカップルキャラと比べて勝った、負けたとは思いません。あくまで推しの女性キャラがそのライバルキャラに負けたり、不遇な扱いを受けるときだけです。でもすごくムカムカして、落ち込んでしまいます。
自分なりに考えた結果、どちらの作品の女性キャラも、武道をしていて気が強く、素直になれない意地っ張りな性格です。わりと自分に似ていると思います。また、私はオンナを前面に出す人を軽蔑しているフシがあるので、それも関係あるのかな、と思います。学生の時に、このような、巨乳で女性性の高い人に彼氏をとられたことがあります。その傷が癒えてなくて、この女性キャラに自分を投影しているのかな、と思っています。
また、私は比較・競争の罠から抜け出せない人間です。いろいろワークもしているのですが、やはりふとしたところで他人と張り合おうとしてしまいます。比較や競争はもうキツイ、いやだと思っているのですが、まだまだ自己肯定感が低いのでしょうね。何度も向き合わされています。
仕事や勉強ではなく、趣味とか生活の楽しみでさえもなぜかこういうことになるのにうんざりしています。漫画の展開やキャラクターに問題があるのではなく、やはり自分に問題があると思います。どのように考えていけばよいでしょうか?
こんにちは!
CREAMさん、この度はココロノマルシェにご相談をいただきありがとうございました。
東北は仙台より、カウンセラー安寧優がお答えさせていただきたいと思います。
実はCREAMさん、私自身アニメヲタクでして、漫画に自分を投影する。という気持ちがすごく良く分かります…(私の最大の投影はエヴァのアスカちゃんです)
漫画の世界に自分を投影するほど、感情が入れ込む情熱的な部分がある方なのだと思います。
また、私が常日頃思うのですが、漫画やアニメが好きな人はピュアハートの持ち主だなと思います。
そんな素直で感受性豊かなピュアなハートのCREAMさん、情熱があるが故のお悩みを、私はのんきな悩みなどとは思いませんよ。(^^)
何か参考になることがあればいいなぁと、思いお答えしたいと思います。
文章を読ませて頂くと、とっても上手に自己分析なさっていますね。
≫一晩眠れず、食事もとることができませんでした。たかが、架空の人物に・・・なんですが、自分でもびっくりするぐらいの憔悴ぶりです。胃薬もたくさん飲みました。
今は体調は回復されていますか?
感受性が豊かだからこそ、憔悴するほど衝撃を受けたのだと思います。
逆に言うと、感受性豊かで感情を感じやすい方でないと、ここまで物語から何かを感じ取ることって出来ないと思うんです。それって才能ですよね。
そして、文章全体的にご自身の感情を伝える言葉が多く、CREAMさんの心情がすごく伝わってきました。
それくらい、ご自身の感情を感じることが上手、すなわち感受性が強く、それを言葉にするのも上手な方なのではないか?と私には見受けられました。
CREAMさん、感情が豊かな人は女性性豊かという才能がもれなくついてくることはご存じでしたか?
ちょっと大切なことですので、先に申し上げてみました。
≫ほかのカップルキャラと比べて勝った、負けたとは思いません。あくまで推しの女性キャラがそのライバルキャラに負けたり、不遇な扱いを受けるときだけです。でもすごくムカムカして、落ち込んでしまいます。
おそらく、ライバルがお色気キャラの女性キャラでなければ、ここまでムカムカしたり、落ち込んでしまうことはないんじゃないかなと思うんです。
自分自身も投影されていると思いますが、自分の嫌いなタイプもそのキャラに投影しているのかな?と思います。
≫私はオンナを前面に出す人を軽蔑しているフシがあるので、それも関係あるのかな、と思います。学生の時に、このような、巨乳で女性性の高い人に彼氏をとられたことがあります。その傷が癒えてなくて、この女性キャラに自分を投影しているのかな、と思っています。
CREAMさんがすごいところは、すでにご自分で原因がこれでは?と気が付いてらっしゃるところです。
ご自身では
≫まだまだ自己肯定感が低いのでしょうね。何度も向き合わされています。
と仰っていますが、何度も向き合ってきたからご自分の癒してあげたい傷=問題に気が付いたのではないかな?と思いますよ。
何度も向き合っているとのこと、必ず成長されているはずです。自分では気が付きにくいのが難点ですが…
ですので、仰るように、過去の巨乳で女性性の高い人に彼氏を取られた傷と今向き合うときなのかもしれません。
CREAMさん、シャドウという言葉は聞いたことがありますか?
心の世界では苦手な人、嫌いな人のことをシャドウ(影)と言います。
シャドウとは表の世界を生きられなかった、影に生きるもう一人の自分という存在なのです。
(漫画でもそういうキャラいますよね)
自分で禁止した生き方をしているもう一人の自分のことです。
例えば、ぶりっ子って小学生の頃同性の子に嫌われていませんでした?(ぶりっ子ってもう死語?今はあざといとか、媚びるとかかな)
ぶりっ子したらみっともない、ぶりっ子は男好きっぽい、ぶりっ子は嫌われる…etc
だからぶりっ子しないと禁止すると、ぶりっ子している子にイライラするものです。
時間を死守する人が、時間を守れない人が嫌いなように、
言葉使いが丁寧な人が、タメグチ使う人が苦手なように、
自分が禁止していることを相手が平気でしていると誰でもすごく嫌悪感出てきますよね。
そんな風に、自分で禁止したり、過去の恋愛で傷ついた気持ちなどを抑制していると、それを教えてくれるようにこのもう一人の自分シャドウがこの世界に、嫌いな人として投影されると言われています。
よくシャドウと統合しましょう、と心の世界では言われますが、統合とは、自分でタブーとしてきたもう一人の自分を受け入れましょうと言うことです。
はい、言葉で言うのはとっても簡単ですが、心の葛藤も沢山出てきますので、できることをちょっとずつされるといいと思います。
CREAMさんは、その「巨乳で女性性の高い人」のどこが嫌いなのでしょう?
①30個くらい嫌いなことを書き出してみましょうか?
②その人の嫌いな部分がもし自分にもあったらどんな気持ちがしますか?
すごく否定したくなるし、拒否しちゃうし、心の抵抗があるかもしれませんが、熱さものど元過ぎるまで…その気持ちも感じてあげてくださいね。
③その嫌いだと思っていた部分が自分の中にもあるとしたら、どんなポジティブな要素があるか30個くらい書き出してみましょう。
さて、ちょっと冒頭のあたりで私が話をしたことを思い出して欲しいのですが…
「CREAMさん、感情が豊かな人は女性性豊かという才能がもれなくついてくることはご存じでしたか?
ちょっと大切なことですので、先に申し上げてみました。」
巨乳とかお色気とかはひとまず置いておいて、おそらくCREAMさん自身が女性性の高い人だと思うのです。
そして、女性性豊か=巨乳=お色気 というわけではないと私は思います。
そういう方たちもセクシーで素敵ですけどね!
自分の理想の女性性豊かな人のイメージも大事にされると良いかもしれません。
そういう理想の女性像、大人の女性だと思う漫画のキャラでもいいし、芸能人などいたりしますか?
「女性性」というワードを世の中のテンプレに合わせる必要もないのですよ。
シャドウを受け入れることは、ちょっと心がざわつく、勇気のいる作業になるかもしれません。
≫また、私は比較・競争の罠から抜け出せない人間です。いろいろワークもしているのですが、やはりふとしたところで他人と張り合おうとしてしまいます。比較や競争はもうキツイ、いやだと思っているのですが、まだまだ自己肯定感が低いのでしょうね。何度も向き合わされています。
もしかしたら、勇気を出して挑戦するものの、比較する競争心からできない自分を責めて、心折れて何度も向き合うというスパイラルに入ってはいませんか?
CREAMさんにとって、競争に負けるとなんで嫌なのでしょう?
競争して勝たないといけない理由は何なのでしょうか?
少年漫画がお好きとのことですので、少年誌は基本的に、努力、友情、勝利。じゃないですか?
あの世界でのヒーローたちのお話ですから、CREAMさんがその少年誌の中でも武闘派女子っぽいキャラが好きなあたり、誰かを守りたかった、誰かを喜ばせたかった人なのかな?と勝手に想像しております。
まだまだ自己肯定感が低いと思うのも、実は比較との葛藤でして、まだまだ私には足りん!と何かと常に比較していたりします。
是非成長している部分もみてあげると向き合う時も気持ちも楽になることと思います。
こういうことはなかなか一人では気づきにくいですから、是非カウンセリングも使うといいと思いますよ!
自分を愛の目線で見てあげたいですよね。
では、なにか参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※当カウンセリングサロンは傾聴×提案型です。
傾聴しながら、よりよくするための提案や自宅でできるワーク(宿題)をしながらカウンセリングす るスタイルです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カウンセリングのハートケアサロン仙台
https://heartcare-sendai.com/
安寧優(あんねいゆう)
http://lit.link/anneiyu
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━