マシュマロ質問箱のお返事・母との距離
あんにょん！
東北、仙台市内のカウンセリングルーム、ハートケアサロン仙台のカウンセラー安寧優です！
久しぶりに質問が来たのでお答えしたいと思います！
そして、私のところには親子の問題を抱える方のご質問やご相談が多いので、親子専門と名乗ろうかなぁと思う今日この頃です。
ご質問をいただきましてありがとうございます。
久々でしたので嬉しいです。
相談を躊躇される方もおられるかもしれませんが、匿名ですのでお気軽にしてくださいね(^^)
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では、早速ですが、相談者さんはお母さんとの接し方、つまりはお母さんとの距離感に悩んでおられるということなのかな？と思って読ませていただきました。
≫毒親とは言いたくないですが、そのようなことに当てはまる母です。
まず、この一文をよんで相談者様の優しさや慈悲深さをとても感じました。
ご自覚されていないかもしれませんが、きっととても愛情深い方なのだと思います。
毒親って結構パンチのある言葉ですよね。
自分の親に当てはまると思っても自分の親を毒親だと言い切るのは抵抗があります。
とおっしゃる方に何人も出会いました。
子が親を想う気持ちの大きさと愛情を、その話を聞くたびに思います。
親という存在が毒のように思うというのは、それだけ耐え難いことが今まであったのではないかと思います。
酷いことを言われたり、されたりしたと思うので、それが今になってもトラウマになるのも、無理ないと思います。
簡単に共感することも、憚られるような思いです。
ですが・・・
毒親とは言いたくない。という相談者様の言葉が、愛そのものに私には思えました。
言い換えると、毒親だと言いたくないほど、相談者様はお母さんのことを本当は大好きで愛しているのだと思うのですが、そう言われるとどんな気持ちになりますか？
え？！そんなわけない！と不愉快に感じますか？
それとも、確かに。と思いますか？
もしくは、好きな事は分かるけど、それを認めるのは抵抗を感じるでしょうか？
お母さんが好きだから、幼いころからずっと、母の愚痴の聞き役をされていたのかな？と思いました。
もしかしたら、他にも母のことを背負って生きてきたかもしれません。
子供の頃の相談者様は、両親の喧嘩の仲裁に入る、家事や兄弟のお世話を手伝う、あとは母の義父母の間に入って仲を取り持っていたかもしれません。
母が悲しまないように、家族全員が仲良くいられるように。
子供の相談者様はいつも気を配っていたかもしれません。
心当たりがあったりしますか？
もしあるとしたならば、母を助けてきた、あなたの優しさの証拠だと思います。
相談者様が上記のことが当てはまるかどうかは分かりませんが、
私はお母さんが好きかもしれない。
と自覚してもらえるような証拠（⁉）を、もう少し書かせていただきますね。
≫具体的には父の愚痴、仕事の愚痴を聞かされて聞かないとその後不機嫌になられて余計面倒くさいので仕方なく聞いています。
そもそも、母の愚痴の聞き役をするのはどうしてでしょう？
本当に、めんどくさいからでしょうか？
人って、本当にめんどくさいことって、やらないものなんですよ。
だって、元カレが今カノの愚痴言ってきたら、どうします？
そんなめんどくさいこと、多分世の中のほとんどの人が聞かないと思うんです。（笑）
母に愚痴を聞いてあげることで、母が家で笑顔になることが嬉しいからではないでしょうか？
そんな風に、母の役に立つことで、子供の頃から、相談者様自身の存在価値というものを自分で感じられたのかもしれません。
それは愛しているからだとは思いませんか？
幼かった相談者様は母の言うことを聞くことが最大の愛情表現だったのだと思うのです。
そしてそれは今もそうなのではないかな？と私には思えました。(^^)
こういう話をすると、いつも親より子の方が愛情深いように思います。
相談者様、自己犠牲してもお母さんを愛するご自身の愛の大きさに気づいていましたか？
相談者様は、愛する才能があるのだと思います。
だからとても優しく、母を無碍にできないのです。
そして、そのことで悩むということは、その愛情を止めることができないから悩んでいるのです。
ですので、私からの提案は、お母さんを愛することを止めないで。
という話をしたいと思います。
相談者様はお母さんに対して、母の言うことに従うということしか愛する方法を知らないのかもしれません。
ですので、子供の頃からの母の愛し方を、大人の私の母の愛し方に成長させていくのはどうかな？と思うのです。
そこで必要なのは、その愛を自分自身にも向けていくことが重要です。
だって、もともと、大きな愛を持っている方ではないですか。
今までは他人に愛を向けていたと思うのですが、愛の矢印を自分に向けてみませんか？
相談者様が子どもの頃と違うのは、大人になった今、自分の機嫌を自分で取ることができるし、自分を労ったり、自分の好きな時間を持つこともできるはずです。
そう言われて、今現状どれくらいそれに力を注いでいるでしょうか？
お母さんのことを考える隙間がないくらい、自分のことでいっぱいになれたらいいと思います。
その状態で、母を愛する。
それが相談者さんにとってはどんな愛し方になるでしょう？
ちょっと想像してみましょうか。
仮に、自分のご機嫌が１００％満たされている時に、母の愚痴を聞いたときはどう思いますか？
右から左へ受け流す、スルースキルの達人かもしれません。
愚痴は聞かないことを選択して、母に会わないかもしれないし、母の愚痴が始まると、それ聞きたくないとハッキリ言うかもしれません。
もしくは、母の愚痴を遮って、自分の楽しい話を始めるかもしれません。
母の愚痴っぽいところを、説教するかもしれません。
どんな方法が、相談者様にとって心地よく、母を愛する方法になるでしょう？
今、大人の相談者さんができる、母の愛し方を自分で考えてみるといいのではないかな？と思います。
結局のところ、自分なのですよね。
誰かとの問題が起こっても、全ては自分自身の問題なのです。
そして、これは私の直感ではありますが、
母が誰かの愚痴を否定的に言うたびに、もしかして相談者さん自身が否定されたように感じることはないですか？
愚痴を言われて嫌な気分になるのは、もしかしたら、
母にいつまでたっても認めてもらえないとか、
自分の存在価値を否定されたように感じるからなのかな？と思いました。
そうだとしたら、過去のお母さんとのことに向き合う時かもしれません。
先ほど、愛の矢印を自分に向けてみましょうと言いました。
それは、自分の気持ちをちゃんと知ることでもあります。
①相談者様は、母の愚痴を言われるとどんな気持ちになりますか？
２０個くらい書き出してみてください。
②母の愚痴を聞いてあげることのメリットってなんでしょうか？
同じく２０個くらい書き出してみましょう。
③１，２を書き出してみて、どう思いましたか？
大好きな人と、愛で繋がれないとき、愛情深い人ほど自分のせいにしてしまいます。
自分が悪いと思って相手の願望に合わせてしまうことで、自分の本音が置き去りになりがちです。
ですので、とことん、自分が本当はどう思っているのか？
どう感じているのか？を掘り下げてみてくださいね。
お母さんと向き合うことは、もしかしたら怖いかもしれません。
勇気が欲しいとき、伴走いたしますので、どうぞカウンセリングに頼ってみてくださいね。
５月１日にお話し会もいたします！
他人に話してみるのもスッキリするものですよ(^^)
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