大嫌いは大好き
だいすき〜はだいきらいだよ〜♪
愛の意味も知らずに〜
今年の夏アニメ「Sonny Boy」の主題歌、銀杏BOYZの少年少女の歌詞です。
このアニメ難解で意味不明でしたが好きでした。この曲も歌詞もアニメにぴったりで大好きです!
キャラデザは大好きな江口寿史先生!と前置きはこのくらいで、本題へ…
この曲の歌詞にもあるとおり、嫌いと好きは表裏一体なんだなと思います。
ずっと嫌いって想い続けていた父のことが、実は大好きだったと気付くまでの話を今日はしたいと思います。
前回お話した親友が父に会う頃には、私の心がだいぶ癒やされていたので、嫌いだと思っていた父のことを好きだと受け入れられたのだと思います。
離婚をきっかけに心のことは学んでいたし、カウンセリングにも通っていたのも大きいですね。
以前私のカウンセラーの師匠がブログで書いていたことを受け入れられなかったことがあるんです。
それが裏ファザコン…
お父さんが大好きだったのに大好きで繋がれないから、それなら大嫌いになってでも繋がろうとする。
詳しくはこちらに→https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16316
初めてこれを見たとき、好きなんかじゃない!って全力で否定していました。なんか気持ち悪いし、恨んでいるし…
でも心の奥ではちゃんと好きなことを分かっているのか、ずっと裏ファザコンが引っかかっていたんですよね。
そういう時こそカウンセリングで誰かを頼ってみたらといと思います。
1人だと心がザワザワして向き合う勇気を持てるか心配な時、カウンセラーが寄り添ってくれるなら、少し頑張れるかもと思えました。
思えば私は、いつも彼氏や元夫というパートナーに父親を重ねていました。
父親がしてくれなかったことをパートナーにして欲しいと思っていました。
父との過去の関係で、自分には価値がない、愛されていない、どうせ私なんて…
とパートナーに投影して、彼氏たちに同じことを思っていたし、
自分には価値がないと思っていたのでその足りない部分を補償するために必死に頑張って尽くしたりしました。
これはパートナーだけでなく全てにそうで、仕事や人間関係に至るまで頑張っていたんだと思います。
中学生では父と同じ吹奏楽部で父と同じトランペットを演奏していた。(嫌いって言いながら同じ部活と楽器を選んでいるあたり、好きの裏返しだと思います)
中3では部長もこなし、高校は学区一番の進学校へ入学。きっと両親のためにずっといい子だったんだと思います。
それが、いつの日か「誰も私のことは分かってくれない」と思うようになったんですね。
父に向けられたこの言葉は、癒しが進むと自分へ向けられました。
「私は、私のことを分かってくれない」と。
心のことってこういうことが面白いと思うんですが、癒しのプロセスで自分の心の器も広がるので、同じことでも見方が変わってきたりしますよね。
父のことが嫌いで仕方なかった私は、恥ずかしいですが、今、父が好きです。
裏ファザコンが受け入れられて、親友や妹のことがきっかけで父の愛に気づいてからは
過去の父の愛を探したり、父の性格や生い立ちを理解したり、それはタイムトラベルしてるような感覚でした。
思い返すと、父の感情的な性格や、感受性豊かなところ、嫌いなところは全部自分にそっくり!(ショック笑)
不安症なところも自分と似ていて、不安だから感情的になって怒鳴ったりするんです。
心配の裏返しでね、でもそんなのされたら子供なら誰でも怖かったり悲しいよね。
でもそのネガティブだと思っている自分と似た嫌なところも、実は似ているから気の合うことも多くて、
実際に話をして家族の誰よりも気が合って話して楽しいのは父なんです。
私がオタクなのも父譲りだと思います。
映画好きの父は、子供の頃私とよくTVで映画を見ました。(私が子供の頃はよくTVで映画やってたなぁ)
子供の頃、エイリアンとかジェイソンとかジョーズとか(最近TVでもしないので見ないですよね)
一緒に見たバックトゥザ・フューチャーやネバーエンディングストーリーは私のオタクの原点かもしれません。
母や妹がその記憶な中に一緒にいた覚えがなく、
去年金ローで3週連続バックトゥーザ・フューチャー放送していた時に、
妹が初めて見たけどおもろいねって言っていた時に、映画に興味ない母、妹は先に寝て、父と2人でもていた過去の記憶は確信に変わりました(笑)
あの時、誰も分かってくれないとデスノートに書き殴ったのは、父への言葉だと初めは思ったけれど、
本当は父のことが好きなのに嫌悪して好きな気持ちを分かってくれない!という
自分自身へのメッセージだったのかもと思います。
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