恥という感情が真実を遠ざける

こんにちは。
今日は先日のブログの続きを書こうと思います。
「恥」という感情の裏側に
自分なんて価値のない存在だという「無価値感」
自分がなんだか恥じる存在に思える、自分は悪のような感じがする「罪悪感」
こんな気持ちが隠れているよ~と前回のブログでお話ししました。
これらの気持ちはとてもネガティブで、不安にさせ、とても大きな感情なので、私たちはこの恥の影に自分を隠して生きてしまうのですね。
そうするうちに、自分という輪郭がぼやけてきて、気が付いたら他人の目線ばかり気にしてしまう。
あっという間に他人軸な自分になって、本来の自己と繋がれないことで苦しさを感じるパターンはとても多いのではないでしょうか?
カウンセリングをしていて感じることは、恥の感情が大きいと本人の事実と実際の真実が違うことがよく起こります。
それは、恥という感情が色眼鏡をかけさせているようなものかもしれません。
トンネルの中のライトでは正確な色が分からないように、事実を曲解してしまうのです。
例えば、前回のブログでの例でお話ししましょう。
ある、結婚が決まったカップル。
結婚のあいさつに行くと、相手のご両親はとても立派な人で素敵な家族だった。
次は自分の両親にも合わせて欲しいと言われたが、自分は家庭環境に恵まれず、家族も不仲で、もう1年以上両親にも会っていない。
正直自分の親に紹介するのは気が引ける。
自分の家族を相手の家族と比べると恥ずかしく思い、自分の存在もなんだか恥ずかしく惨めな気持ちになった。
この今から結婚しようとしている人が、この気持ちのままこの物事を見ると
・だんだん、自分が相手にとってふさわしくないように思えてきた
・結婚を先延ばしにしようか悩み始めた
・自分の家族を紹介しても、相手のご両親をがっかりさせるに違いない
・自分と結婚しても幸せになれるか、してあげられるか自信がなくなってきた
・このままでは相手のご両親に結婚を反対されるかもしれない
こんな風に、まだ起こりもしていない未来を想像したり、相手の気持ちを勝手に想像し、それがまるで実際に現実かのような錯覚さえ起こしてしまいます。
これが事実を色眼鏡で見ているということです。
実際はどうだったのか?
現実はどうだったのか?
真実をちゃんと見ることができたなら、その時に考えて行動できるものです。
真実を見ることができたら、問題があれば解決できるように考えることもできます。
また、嬉しいことや良かったことはより一層幸せな気持ちを感じることができます。
だから、恥という感情の影に隠れないで。
と思うのです。
どうしても思考は癖がでてしまうものですし、恥の気持ちは感じるのも不安になり怖いものです。
他人の助けをもらいながら、ゆっくりと影から出ることができたなら、あなたの真実はどんな変化があるでしょう?
人生の解像度があがること間違いなしだと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カウンセリングのハートケアサロン仙台
https://heartcare-sendai.com/
安寧優(あんねいゆう)
http://lit.link/anneiyu
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━