恥ずかしいという感情
こんにちは！
そして遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末に韓国へ旅行へ行ってきました。
もともと旅行好きなのでコロナ前はよく行っていたのですが、久しぶりの海外旅行となりました。
外国に行くと価値観を改めて考えさせられ、よい経験になるものだなと、わたしは思います。
同じ東洋人ですが、韓国の方たちは他人を気にする様子がなく暮らしている印象でした。
電車に乗ることひとつにも、日本人は他人の迷惑にならないように、順番やルールを守るし守らない人への目線も厳しいですが、
韓国では人によりますが、若い人でも割り込みや車内での電話が日常に溢れていて、日本との違いが楽しかったです。
どちらも、ポジティブな面もあればネガティブな面もあると思うのですが、個人的には海外のような寛容さが日本にももう少しあれば、気楽だなぁなんて思います。
そして、その寛容さの中にいると自分も寛容になるのか、「旅の恥はかき捨て」という言葉があるように、恥ずかしさも８割減。
下手な英語や韓国語でも必死で伝えようとするものですよね。
韓国では何度も地下鉄の改札ゲートに失敗し、エラー音と共にバーで閉じ込められて、私の自動改札だけ大混雑。
もし日本で同じ状態になったら、焦ってしまうし、なんだか恥ずかしい気持ちになります。
不思議なことに韓国では恥ずかしさもあまりなく、悪目立ちしている印象も感じませんでした。
みなさんはいかがでしょうか？
今日はそんな「恥」という感情についてお話ししたいと思います。
恥という感情は日本人はとても多く持っている感情なのかもしれません。
人を思いやる日本のおもてなしのこころは、他人のことに気配りする眼差しが必要ですものね。
その結果副産物のようにに恥という感情も持つことも、仕方がないことかもしれませんね。
みなさんはどんなときに「恥」という気持ちを感じますか？
・好きな人の前だと恥ずかしい
・大勢の人前に立つのは恥ずかしい
・間違えたら恥ずかしい
・馬鹿にされることは恥ずかしいことだ
・目立つのは恥ずかしい
・愛情表現をするのが恥ずかしい
・人に笑われると恥ずかしい
・ルールを守れないと恥ずかしい
誰もがこの中のどれかの恥は感じたことがあるのではないでしょうか？
自分の価値を信じられない状態や、自分に価値なんてないと思う時
また、自分を肯定的に受け入れられていないとき、自分を信頼できないとき、恥の感情は一層強くなるように思います。
よくブログでもお話ししていますが、これは「無価値感」という感情ですね。
また、昔こんな話を聞いたことがあります。
とある男女のカップル。そろそろ結婚が決まりそうだが、相手の親が立派で理想的な家族に見える。
反対に、自分の両親は… 離婚している/両親がいない/家庭が複雑/家族が不仲 などで
自分の家族の存在と自分自身がなんだか恥ずかしく思う。
本来は、本人の価値と環境は関係のないことなのですが、何かと比べた時に、自分の存在がなんだか悪いような、何かと比べて不釣り合いのような、そんな気持ちから、自分自身のことを恥ずかしい存在であるような気持ちになったこと、ありませんか？
自分がダメな人間のように感じたり、自分は愛されるべきではない、また自分はおかしいのではないだろうか、そんな自分が恥ずかしい。
そんな風に感じる気持ちを「罪悪感」とよくブログでも書いていますが、罪悪感にも恥という感情がセットになってるように思います。
「恥」という感情は自分を惨めにさせ、自信を無くし、孤独を感じる気持ちなので、出来れば感じたくない感情ですよね？
なので、「無価値感」や「罪悪感」という感情は自分のこころを自衛するために感じないよう回避し、抑制しているのかもしれません。
「恥」すなわち、「無価値感（自分に価値なんてないと思う気持ち）」や「罪悪感（自分のことを恥ずかしい存在と卑下する気持ち）」という気持ちが強いと、これらの影に自分自身を隠してしまって、本来の自分をどんどんと影に追いやってしまうのですね。
どうかその恥の影に本来の自分を隠さないで欲しいなぁと思います。
影から本来の自分を探しに行くことがカウンセリングであり、どの伴走者がカウンセラーなのだなぁと思った信念でした。
さぁ、2023年も始まったばかりです。
あなたのこころに潜んでいるものを断捨離してみてはいかがでしょうか？
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